1. ニュースで流れた「最後の一杯」の衝撃
今日、ニュースを見ていて、思わず胸が熱くなりました。 久米宏さんの訃報……その詳細を聞いて、私は悲しみ以上に深い感動(驚き)を覚えました。
ニュースでは、久米さんは最期、サイダーを飲み干して旅立たれたと言っていました。 それを聞いた瞬間、私の脳裏には、あの「ニュースステーション」最終回の光景が鮮烈に蘇りました。番組の最後に、生放送のスタジオでビールを美味しそうにグイッと飲み干した、あのシーンです。 私は20才だったと思いますが、たまたま見ていて、「もともと打ち合わせしてたことだろう、白々しい」と斜めに見ていました。
しかし今思うと、「やろうと思っても皆できたことじゃなっかったんだろうな」と思います。テレビ界の常識を次々と塗り替えてきたであろう、久米さんだからOKが出たことなんだろうと。
そして、人生という一番長い番組のエンディングに選んだのがサイダーだった。 その最期まで自分らしく「自由」でいようとした強さに尊敬と敬意を表したいと思いました。 そして、これからは久米さんの死に様から学んだ「終活の本質」について書いてみたいと思います。
2. 「自分らしく死ぬ」という究極の自由
ニュースでその話を聞いた時、私は久米さんの「丈夫さ」を感じました。体が丈夫という意味だけではなく、心が、魂が丈夫なのかな?と。 死の間際にあっても、悲壮感に暮れるのではなく、自分の好きな味で喉を潤し、満足して幕を引く。こんなに「自分」を貫ける人がいるのかと。
久米さんは、生前も徹底的に「自分の言葉」にこだわっていた印象でした。 忖度せず、誰に媚びることもなく、一人の人間として立ち続けた。 その「自由さ強さ」は、死という避けることのできない運命に対しても、同じだったのだと感じます。
私は「あしたも良い日」の活動、つまり片付け仕事や便利屋仕事を通じて、多くの方の「終活」をお手伝いしています。 現場で感じるのは、終活とは決して「死への準備」という暗いものではなく、**「最後まで自分らしく、幸せに生き抜くための整理」**だということです。
3. 片付けは、人生のエンディングをデザインすること
「あしたもグループ」が受ける片付けのご依頼の中には、生前整理も多くあります。 物を減らし、空間を整える。それは、残される家族への配慮であると同時に、自分自身の「今」をより鮮明にすることでもあります。
↓去年開催した、片付け(終活セミナー)の様子

久米さんのサイダーの話を聞いて思いました。 もし家の中が物で溢れ、心に濁りがあったら、人生の最期にサイダーを飲み干すことはできなかったのではないかと。
余計なものを削ぎ落とし、本当に大切なものだけを手元に残す。 それがあるからこそ、最後の瞬間に「あぁ、いい人生だった」と、あの一杯を味わう余裕が生まれるのではないでしょうか。
終活=自分らしく幸せに死ぬこと。 それはつまり、人生の主導権を最後まで離さないということだと思います。自分の持ち物を整理し、自分の想いを整理する。 「あしたもグループ」の片付け仕事は、お客様が「最後の一杯」を最高に美味しく飲めるように、その舞台を整える仕事なのだと、改めて初心に帰ることが出来ました。
あしたも良い日では、一週間の朝礼のうち、毎週金曜日を【片付けの日】としています。 従業員一人ひとりが、デスク上・中・周り、バック内、車内外、パソコン内、等、自分の身の回りを整理整頓する時間にしています。
それは、片付けを生業とする我々だから当然と言うのと、整理することで頭も心もスッキリ爽快な気分になると言う事を私は知っているからです。
4. 謙虚に、そして等身大で向き合い続ける
久米さんのニュースを見ながら、今の自分を振り返りました。 私は、久米さんのように誰かを驚かせるほどのユーモアがあるわけではありません。 でも、お客様の人生という大切な物語に寄り添い、その「幕引き」を綺麗にするお手伝いができる誇りがあります。
久米さんが放送で見せた圧倒的なプロ意識と、裏側での準備。 私も、現場の一つひとつに対して、誰よりも謙虚でありたい。
「佐藤さん、あしたもグループに頼んでよかった」 そう言っていただくためには、ただ物を運ぶだけでは足りません。 お客様が抱える不安や、捨てられない思い出に、自分の心で向き合うこと。 難しい言葉で飾るのではなく、等身大の我々として、お一人おひとりの「あした」を支えること。
5. 結び:あしたも、自分らしく。
久米さん、最後の一杯、サイダーの味はいかがでしたか? きっと、あのビールと同じように、スカッと爽やかだったのではないでしょうか。
私は今日、このニュースを聞いて誓いました。 自分も、そして私を頼ってくださるお客様も従業員も。 人生の最後に「最高の一杯」を飲み干せるような、そんな「あしたも良い日」を積み重ねていく。 そのために、今日も現場で、謙虚に、誠実に汗を流します。
久米宏さん。 最後まで「自由」「強さ」「誇り」を教えてくれて、本当にありがとうございました。 あしたも、私は私らしく、秋田の街で頑張ります。


コメント