「保存」から「体験」へ。おせち料理の起源と『オードブル化』に隠された、令和の生き残り戦略

彩り豊かな和洋折衷の進化系おせち料理(オードブル形式)が重箱に詰められた様子 人生哲学

1. 正月の食卓から見えた、ビジネスの変遷

こんにちは!まだしつこく正月ネタですがお付き合いください💦(まだまだ続くかも)

皆さんは、今年のお正月に何を召し上がりましたか? 重箱に詰められた伝統的な「おせち料理」でしょうか。それとも、洋食や中華が並ぶ華やかな「オードブル」でしょうか。

実は、この食卓の変化には、私たちがビジネスを営む上で見逃してはならない「時代の変化」が凝縮されているなと感じております。

今日は、おせちの起源を紐解きながら、なぜ現代の食卓が「オードブル化」しているのか、その裏にある顧客心理の変化について深掘りしてみたいと思います。

2. おせちの起源:神様への感謝と、過酷な家事からの解放

おせち料理のルーツは、平安時代の宮中行事「節供(せっく)」にあります。 本来は季節の節目に神様へ供える「御節供(おせちく)」が、江戸時代に庶民へと広がり、一年の始まりである正月の料理を指すようになったそうです。

ここで注目したのは、おせち料理が「日持ち」を最優先に作られているという点です。

かつて、正月の三が日は「竃(かまど)の神様」を休ませるため、あるいは家事に従事する女性たちを休息させるために、火を使う料理を控える習慣がありました。 黒豆、田作り、栗きんとん……。これらが甘く、濃い味付けなのは、冷蔵庫のない時代に数日間保存するための「生存戦略」だったのです。

3. おせち vs オードブル:『機能』から『情緒』へのシフト

現代において、おせちの「保存食」としての機能は、冷蔵庫の普及やコンビニの24時間営業によって、すでに失われているのかなと感じています。それでもおせちが売れ続け、一方でオードブルが台頭しているのはなぜか???

ここに、ビジネスの本質が視えるなと。

  • 伝統的おせちの価値=「意味」の消費  黒豆(まめに働く)、数子(子孫繁栄)といった、縁起を担ぐ「意味」を買っています。                         これは、形を崩してはいけない伝統のビジネスになるかなと。(正月と一緒ですね)
  • オードブルの価値=「体験」の消費 一方で、近年急増しているオードブルは、保存性よりも「その場での華やかさ」や「食べやすさ」を重視しているように感じます。        家族が集まる貴重な時間に、誰もが好きなものを自由に選べる楽しさ(ユーザー体験)を売っていると思います。

https://kininaru9120.net/toshigami-business-essence/

「年神様」から学ぶビジネスの本質|正月の起源に隠された究極のマーケティング戦略

「いかに持たせるか(機能)」という時代のニーズから、「いかにその時間を豊かにするか(情緒)」というニーズへシフトチェンジしてきていますね。

4. 現場(廃棄物回収・便利屋)に置き換えて考える

この変化は、私の本業である廃棄物回収や便利屋の現場でも全く同じことが起きています。

かつては「汚れを落とす」「モノを運ぶ」という「機能」を提供すれば十分でした。しかし今、お客様が求めているのは、その先にある「安心」や「家族との時間」という「体験」です。

お客様が「おせち(伝統・信頼)」を求めているのか、それとも「オードブル(新しさ・楽しさ)」を求めているのか。 その本質を見抜く「ひとみ」がなければ、私たちは時代の波に飲み込まれてしまいます。

5. 結び:変えない『根っこ』と、変える『形』

おせちの具材一つひとつに願いが込められているように、私たちの仕事も「想い」という根っこは変えてはいけません。

しかし、お客様に届ける「形」は、オードブルのように柔軟に進化させていく。

2026年、私はこの両輪を持って、秋田の皆様に「あしたも良い日」を届けてまいります。

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