こんにちは。あしたもグループ代表の佐藤健雄です。
今、僕の心は言いようのない悲しみと、静かな怒りで震えています。 ニュースで流れてくる、修学旅行中の児童を乗せた船の事故。 かつて起きた幼稚園バスへの置き去り事故、スキー場での死亡事故……。そんな過去の悲劇を思い出し、なぜまた繰り返されてしまったのかと、言葉を失っています。
今日は、一人の「父親」としての視点、そして「経営者」としての視点から、僕たちが絶対に忘れてはいけない「管理の本質」についての考えをお話ししたいと思います。
1. 「もし自分の娘だったら」――想像を絶する親御さんの痛み
僕には、11歳になる娘がいます。 今回の被害にあった生徒さんたちと、まさに同じ世代です。
朝、「いってらっしゃい!」と元気に送り出し、楽しみにしていたであろう修学旅行。 お土産は何にしようか、夜は友達と何を話そうか。そんなワクワクで胸をいっぱいにしていた子供たちの未来が、一瞬にして奪われてしまった。 そして、無事の帰りを信じて待っていた親御さんの気持ちを考えると、胸が張り裂けそうです。(娘も来年?今年?仙台に修学旅行、心配で行かせたくなくなってきました😿)
もし、これが自分の娘だったら――。 そう想像しただけで、足がすくみます。 「どうして防げなかったのか」「なぜうちの子だったのか」。その問いに答えられる人間なんて、この世にはいないと思います。だからこそ、この事故は「痛ましいニュース」の一つとして終わらせてはいけない、絶対に二度と起こしてはいけない!そう強く思うのです。
2. 【キニナルこと】過去の悲劇と今回の事故、共通する「真の原因」
ここで今回のキニナルこと。 過去に起きた幼稚園バスの置き去り事件や、今回の船の事故。状況は違えど、その根底にある「真の原因」は、実は同じところにあるのではないでしょうか。
それは、**「慣れが生んだ、想像力の欠如」**かなと考えます。
「いつものこと」という魔物
毎日バスを走らせているから。何度もこの海を渡っているから。 その「慣れ」が、チェックリストの一行を飛ばさせ、安全確認の数秒を惜しませる。 「まさか、そんなことは起きないだろう」という根拠のない自信が、致命的な判断ミスを生みます。
幼稚園バスの事件でも、今回の船の事故でも、マニュアルがなかったわけではないはずです。しかし、そのマニュアルが「気持ちの入っていない紙切れ」になっていたとき、悲劇は起きてしまいます。 これは、どんな仕事にも通じる、経営者が最も恐れるべき「心の隙」です。
3. あしたもグループに流れる、僕の危機感
僕たち「あしたもグループ」も、日々、重機や大きなトラックを走らせています。 廃棄物の回収という仕事は、一歩間違えれば、通行人の方や従業員自身の命を奪いかねないリスクと隣り合わせです。
「ただゴミを運べばいい」 もし従業員がそんな風に思い始めたら、それは事故へのカウントダウンです。
雪の降る秋田の道で、トラックをバックさせるとき。 重いコンテナを吊り上げるとき。 「もし、この陰に子供がいたら?」「もし、このワイヤーが切れたら?」 その想像力を持てるかどうかが、プロと素人の境界線です。
僕は、今回の事故をニュースの向こう側の話だとは思えません。 経営者である僕の「管理」や「教育」が甘ければ、明日、僕自身が加害者のトップとして謝罪の場に立っているかもしれない。その恐怖を常に抱えています。
4. 悲劇を繰り返さないための「4つの柱」
では、僕たちはどうすればいいのか。 誠実さを「仕組み」に変えるために、あしたもグループで徹底している、そしてこれから起業する皆さんに伝えたい「4つの柱」があります。
① 価値観の共有(フィロソフィ)
「なぜ、このマニュアルが必要なのか」という理由(Why)を、従業員と徹底的に共有することです。 ただ「指差し確認しろ」と言うのではなく、「君が今確認しているのは、誰かの大切な宝物(命)なんだ」という価値観を、日々のコミュニケーションや研修で伝え続けます。 (簡単にいうと意味を教えていって腹に落としてもらうってこと)
② 徹底した教育と訓練
教育は「一度教えて終わり」ではありません。 反復し、体に染み込ませること。そして、経営者自らが現場に立ち、その姿勢を見せること。 「社長がここまで細かくチェックするのか」と思われるくらいで、ちょうどいいのです。
③ ルールのマニュアル化と「IT」の活用
人間の記憶や注意には限界があります。だからこそ、ルールを明確なマニュアルにし、さらにはITやAIを駆使して「人的ミス」が起きない仕組みを作ります。 確認ボタンを押さなければトラックが動かない、センサーが反応すれば自動で止まる。そういった「科学的な管理」も不可欠です。 (今朝のオンラインミーティングでも先輩経営者にいわれました、記憶ではなく記録で仕事をしていこうと。まさにそう言う考え方のところだと思います)
④ 徹底した管理体制(現場確認)
「マニュアルを作ったから大丈夫」と思い込むのが、一番危ない。 管理者の仕事は、そのマニュアルが現場で「守られているか」を、泥臭く確認し続けることです。 (仕事での制作物は全て、作成することではなく使用していく事が目的です。)
5. 【起業家へ】「誠実さ」をコストと捉えるな
これから起業を志す皆さんに、これだけは伝えておきたい。 安全管理や従業員教育、徹底したルール作りには、確かにお金も時間もかかります。 でも、それを「無駄なコスト」だと捉えた瞬間に、あなたのビジネスの命運は決まります。節約することろは節約する、掛けるところには掛ける、この節約するとこと掛けるところに判断を間違えてはいけません。
今回の船の事故で失われたものの大きさを、お金で換算できる人はいません。 被害に遭われた方々の人生、ご遺族の心、そして企業の信頼。 それらを守るための投資は、ビジネスにおいて「最も優先順位の高い投資」です。
誠実さこそが、最強の経営戦略である。 僕はそう確信しています。
6. まとめ:あしたも、子供たちが笑顔で帰れる街であるために
本日のブログは、書いている僕自身も胸が苦しくなるような内容でした。
でも、書かずにはいられませんでした。 11歳の娘が学校から元気に帰ってきてくれること。 「ただいま!」というその一言が、どれほど奇跡的で、尊いものなのか。
僕たちあしたもグループは、秋田の街を綺麗にするだけでなく、「安全に、誠実に」街を守る存在であり続けます。 そのためには、僕自身が誰よりも学び、誰よりも厳しく、そして誰よりも温かく現場を見守り続けなければなりません。
亡くなられた生徒さんのご冥福を心よりお祈りするとともに、被害に遭われたご家族に、心からの哀悼の意を表します。 二度と、同じ悲しみを繰り返さないために。
明日も、世界中の子供たちにとって、最高に安全で、最高に良い日になりますように!


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